東京ビッグサイト

2017年11月12日 (日) 午前 9:30 - 2017年11月14日 (火) 午後 5:30

〒135-0063, 東京都江東区有明3-11-1

第14回DIA日本年会

概要

アベノミクスの第三の矢として掲げられた成長戦略の中でイノベーション創出実現に向けた情報通信技術政策の在り方等が議論され、医療等分野におけるICT化促進が掲げられています。世界に冠たる医療等分野でのデータベース構築により医薬品等の安全対策の充実や研究開発の飛躍的な促進も期待されるなど、今まさに、ビッグデータ・人工知能時代が始まりつつあります。最近では、遺伝子解析によって新たな治療機会が見出された患者さんの姿や再生医療等製品の応用技術がメディアを通じて紹介され、新しい医療に対する期待は一層膨らんでいます。
この様な中、本年の日本年会においては、昨年に引き続き患者志向の医薬品開発をさらに進めるために、人工知能やビッグデータ、特に医療情報やゲノム情報の利用が次世代の医薬品開発にどのように影響していくか、これからの医療がどのような方向に向かっていくのかについて、多様な角度から議論を展開していきます。基調講演では、帝京大学 澤 智博先生、並びに、2016年にノーベル医学生理学賞を受賞された東京工業大学 大隅 良典先生にご登壇いただき、お話しいただく予定です。
一般セッションでは多彩なトピックを予定しています。まず、人工知能(AI)やビッグデータ関連では、デジタルツールの応用による医療品質向上、モバイルアプリによるデータ大規模集積、デジタルヘルスの治験への活用などのセッション、開発から市販後安全性対策での疾患レジストリーや医療データベースの利活用などのセッションを計画しています。今年は医療データベース活用を鑑みGPSP改正も予定されており、市販後安全対策への活用の実運用に向けても議論していきます。薬事関連では、革新的な医薬品への早期アクセスを実現する薬事環境のイノベーションや、更なるグローバルハーモナイゼーション促進の期待が高まる中において、ICHや薬事規制関連トピックなどの議論も展開していきます。10月には薬事規制当局サミットの開催も予定されており、ホットな話題提供も期待されます。また昨年に引き続き患者志向の医薬品開発のあり方について、産官学に患者さんを交えた視点で議論します。更に、最適使用推進ガイドラインによる医療現場の変化、抗がん剤や希少疾患・再生医療等製品・バイオシミラー等の開発戦略、RMP・添付文書・リスクコミュニケーション(医療現場のニーズを踏まえた医療情報提供のあり方)やメディカルアフェアーズ・HTAなどに関する話題、Quality Management・治験オペレーションや医療機器にも着目します。その他、産官学連携やアカデミアによる様々な取り組み、教育的セッションなど、多岐にわたるテーマと視点から、次世代へ向けた期待と課題が見出せるような議論の場を提供いたします。
DIA日本年会での議論が、患者さんの期待に本当に応える価値ある新たな医療の提案に繋がることを願います。皆様のご参加をお待ちしています。

プログラム委員会

  • Yasuhiro  Fujiwara, MD, PhD
    Yasuhiro Fujiwara, MD, PhD Chief Executive
    Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA), Japan
  • Akiko  Ikeda, RPh
    Akiko Ikeda, RPh
    KalVista Pharmaceuticals Japan K.K., Japan
  • Yoshikata  Furuya, MSc
    Yoshikata Furuya, MSc Manager, General Affairs Division
    Sankeien Hoshoukai Foundation, Japan
  • Natsuko  Hamada
    Natsuko Hamada Head of Regulatory Affairs
    Swedish Orphan Biovitrum Japan, Japan
  • Mitsuo  Hayashi, MSc, RPh
    Mitsuo Hayashi, MSc, RPh Director & Head, Clinical Enablement
    MSD K.K., Japan
  • Akihiro  Hirakawa, PhD
    Akihiro Hirakawa, PhD Professor,Clinical Biostatistics,Graduate School of Medical and Dental Sciences
    Tokyo Medical and Dental University, Japan
  • Ayaka  Hiramatsu, MPharm
    Ayaka Hiramatsu, MPharm Reviewer, Office of New Drug II
    Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA), Japan
  • Kanji  Hirai, RPh
    Kanji Hirai, RPh Director, Regulatory Policy & Intelligence, Regulatory Affair Area, Japan Dvlpmt
    MSD K.K., Japan

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